ゲネコット

どぉいうこと!?

十二国記(2)

十二国記◀の中でも<図南の翼>が
一押しで、あることは、すでに
述べたのですが。

実は、原作(本編?)も、さることながら
<図南の翼>は、二次創作における
続編(?)も、なかなか、いいものが
あったように、思ってまして。

まぁ、主な登場人物が
頑丘、珠晶、利広の3人で
性格などが、明確なので、物語を
つむぎやすい、というのもありますが。

珠晶が禅譲する、というのは、定番
だったりするの、ですが
設定どおりに、禅譲=死、とするのか
それとも、おきて破りに、生き続ける
という、2通りのパターンが、あって。

実は私も、続編を考えたり、していて。

珠晶が禅譲してから、50年ぐらいが
経過してゆき、恭国が荒廃していく中
自分を新キャラクターとして、登場させ
恭国を立て直していく、というもので。

珠晶とは真逆の、超貧乏人の家に
生まれながら、仲間たちと、次々と
困難を、乗り越えていって。

やがて、恭の民から「王になってくれ」と
懇願されるようになり、歴史上、初めて
民によって、選ばれた<民王>となり。

王を選定する、麒麟が、誕生して
いなかったので、犬狼真君のように
人から仙となることを、許されまして。

やがて妖魔は静まり、恭国は徐々に
復興してゆき、麒麟が、誕生して20年
蓬山へ行って、禅譲するのである。

だが、死ぬことは許されず、仙のまま
黄海の中で、増えすぎた妖魔を
間引くように、命令されまして。

ある時、恭国からの、昇山者たちが
妖魔に襲われた時、おとりになって
隊列からはなれた、娘が、まさに
妖魔に、襲われるところを
偶然にも、助けるのである。

私「目が覚めたか、気分はどうだい?」
娘「助けてくれて、ありがとう」
 「これから、どうしよう...」
私「隊列に戻るか、一人で、蓬山に」
 「行くか、だな」
娘「みんなは、どうなったんだろう?」
 「きっと、大丈夫よね?」
私「さっき、使令に探させた、のだが」
 「生存者は、いないようだ」
娘「それじゃ、隊列に、戻れっこ」
 「ないじゃ、ない!」
 「あやうく、無駄死にするとこ」
 「だったのね...」
私「おや、なにか、来るぞ。妖魔か?」
 「なんだ、恭麟、じゃないか」
 「こんな所に、何しに来た?」
麟「主上を、お迎えに参りました」
私「私には、王気に似たようなものが」
 「あるかも、知れんが、王ではない」
 「と、何度言ったら、わかるんだ?」
麟「そうでは、ありません」
 「主上は、こちらの、お方です」
娘「えっ、うそでしょ!、私のこと!?」
 「そんな話が、あるわけないでしょ!?」

麒麟20歳。
新王16歳。
こうやって、また、新しいストーリーが
始まってしまって、エンドレスなのです。