ゲネコット

どぉいうこと!?

大雪海のカイナ(3)

:大雪海のカイナ
:の感想かも。

#03 軌道樹の旅

「このペースだと、どれくらいで下に
 着くんだろう?」
「う〜ん、30日くらいかな」
「ダメよ!そんなに掛けていられない」

いや〜そうじゃなくって30日も
持たないんじゃないんですかねぇ
食料とか体力とか...

「美味しかったぁ。見たことないヤツ
 だけどトビケラっぽいから食べられ
 ると思ったんだ。」
「うんそうよねぇ、わりと食べちゃった」

そうなんですかぁ、食料は現地調達
できたんですねぇ...

「かなり慣れて、きたからこのペース
 だとあと三日、ぐらいで下に着くん
 じゃないか」
「まだ三日も...」

うっそぉ〜、どうやったらそんな
に縮まるん、でしょうかねぇ?

「あっそうだ、浮遊袋。
 二つあるか、ら片方渡しておく」
「浮遊袋??」
「これが無い、と雪海に落ちたら
 沈んじゃう、から」

ほぉ?そんな、物があるんですねぇ
沈むってのが、あんまり理解できて
ないんですが。

どうやら雪海、の下にも別の世界が
あるようなん、ですけど。

「祖はこの世の始め賢者をおりたちぬ
 杖を挿すと水が湧きその杖は
 伸びて軌道樹となれり
 そこに住む民いつしか争う
 賢者悲しみて森に姿を隠す
 これより世界は雪海に没す」

まぁ、どこの世界もおんなじ
よう、な感じなんでしょうねぇ

生存競争が遺伝子に組み込まれて
いる限り争いは決して無くならな
らないでしょうから...

「流されてる。この後どうするの?」
「だって浮く、んでしょ。
 これ着けて、ると...」って

二人して雪海、に飛び込んじゃっ
たんですけど。
もう少し様子、を見てからの方が
良かったんじ、ゃないんですかぁ?

下でも争って、る最中なんですから